童話館に隣接した『童話の森ギャラリー』では、地元信濃町や黒姫にゆかりのある作家の作品を展示しています。
2024年 童話の森ギャラリーの展覧会
児童文学者・和田登 キムの十字架(しなのき書房) 表紙絵 和田春奈・画
和田 登 児童文学の世界 展
【会期】 2024年 4月13日 ~ 7月15日
和田登は1936年、現在の長野市川中島町御厨に生まれ育ち、教育者であるとともに、多くの児童文学作品・ノンフィクション作品・民話伝承作品を世に送り出した作家です。
信州大学の学生時代、和田が中心に創刊した同人誌「とうげの旗」は、少年少女(のちに、親子で読み合う) 雑誌「とうげの旗」として、40年間にわたり、長野県下の子どもたちに愛されました。
1966年「虫」で、第1回日本児童文学者協会短編賞(新人賞)を授賞。その後、生まれ育った川中島に近い松代大本営地下壕についての調査をきっかけに、戦争と民族、血縁の問題について視野を広げ作品を世に送りだし、いくつもの作品が映像化されました。2005年『武器では地球を救えない エスペラント語をつくったザメンホフの物語』(文渓堂)で産経児童出版文化賞を受賞。
このたびの企画展では、和田登の作家としてのあゆみを長女で画家の和田春奈の作品原画と共にご覧ください。
和田登展イベント
5月26日(日)
信濃小中学校児童生徒による和田登作時の組曲「山と湖水の町から」の歌声と、映画アニメ「キムの十字架」をお届けします。
場所: 黒姫童話館 童話の森ホール
13:00~13:30 和田登作詞組曲「山と湖水の町から」 出演:信濃小中学校4年生・9年生
13:45~15:15 映画アニメ 「キムの十字架」上映会
同時開催:大友康夫·吉崎正巳所蔵作品展
入館料〈個人〉 | 一般:300円 / 小中学生:200円(ギャラリーのみ) |
営業時間 | AM 9:00 〜 PM 5:00(最終入館時間 PM 4:30) |
休館日 | 5・6・9・10月の末日(その日が日曜、祝祭日の場合はその翌日が休館日) ギャラリーは休館日の他に展示替休館日があります。 カレンダー |