ミヒャエル・エンデ
  Michael Ende(1929-1995)

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1.文学的な資料|2.プライベートな資料|3.演劇、研究に関する資料

※資料は大きく3つに分類されています。(1〜3の項目の中で、さらに細かく分類されています。)

資料の公開にあたって
 黒姫の森と草原に囲まれた自然豊かな空間に、訪れる人々の心を豊かにしてくれる場所をつくりたい。メルヘンならそれを可能にするだろう。そんな発想から「童話館」建設の構想が生まれました。展示の構想をまとめていく中で、ご指導をお願いした文芸評論家の山室静氏から「最近の作家ではエンデは欠かせない」というご教示をいただいたことが、ミヒャエル・エンデのコーナー設置計画のはじまりでした。ちょうどそのころ、東京で朝日新聞社主催の「エンデ父子展」が開催されていることを知りました。この展覧会の監修者である子安美知子氏(早稲田大学教授)に仲介をお願いして、来日中のエンデ氏に、運よくお会いする機会を得ることができ、そこで「童話館のエンデコーナーのために、たとえ数点でも資料をいただきたい」という願いを聞いていただきました。そこでエンデ氏の口から出た言葉は「私の手持ちの資料でよかったら、全部提供しましょう。今後新たに生まれる資料についても毎年定期的に補充しましょう」という内容で、私たちにとっては、夢のようなお返事をいただくことができたのです。以来、草稿、ノート、手紙、愛用品、コレクションなどさまざまなエンデ資料が信濃町へ送られ、1991年8月に世界で唯一、エンデ資料を常設展示する黒姫童話館がオープンしました。その後もエンデ氏の書斎から、毎年定期的に資料が送り続けられ、1995年にエンデ氏が他界された後も、エンデ夫人から遺愛品などをお送りいただき、エンデ家から届いたエンデ資料はこれまでに 2,000点にのぼっています。

生前エンデ氏は「この資料は研究者だけでなく、できるだけ多くの人たちが活用できるようにしてほしい」と語っていました。その意志に従い、開館以来エンデ資料の整理と目録づくりをおこなってきました。児童文学者の乾侑美子氏、長野大学の小高康正氏にこの膨大な資料の整理に着手していただき、その後を早稲田大学の堀内美江氏に引き継いでいただき、7年を経過して、ここにエンデ氏から送られてきた資料のすべてをまとめ、公表することができました。この資料リストがエンデ愛好家のみなさまに少しでもお役にたてることを願っております。